■著者紹介
班 忠義(バン ツォンイ)
1958年、中国遼寧省撫順市生まれ。1978年、黒龍江大学日本語学科入学。82年、文学学士取得。87年に日本へ留学し、翌年、上智大学新聞学研究科入学。91年、文学修士取得。卒業後は作家、ドキュメンタリー映画監督として中国残留孤児・残留婦人の問題に取り組む。90年に懸賞論文「国際貢献と日本の役割」で日本外務大臣賞、91年に同「国と人間」で毎日新聞賞受賞。92年に応募論文で第7回ノンフィクション朝日ジャーナル大賞受賞。同年末に『曽おばさんの海』として朝日新聞社より刊行された。ドキュメンタリー映画監督作品『太陽がほしい』(2015年/劇場版2018年)で「2018インドネシアジャカルタ映画祭/白金賞」「2018アジア太平洋国際監督映画祭/ゴールド賞」「2018アムステルダムフィルムメーカー国際映画祭/最優秀外国語ドキュメンタリー映画賞」「2018アメリカルイビル国際映画祭/最優秀外国語ドキュメンタリー映画賞」受賞
—— 目次 ——
序ー再刊に際して
第1章 出会い
第2章 極限の選択
第3章 村を逃げ出す
第4章 平頂山事件
第5章 村に生きる
第6章 覚悟
第7章 故郷は外国に変わった
第8章 二つのモラル
第9章 土産物の波紋
第10章 永遠の残留者?
初版あとがき
再刊あとがき