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インタビュー

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――このたびは刊行おめでとうございます。今回先生の本を刊行して、学芸みらい社の「教育を伝えるシリーズ」としても記念すべき最初の本となったわけですが、その辺のご感想を……

根本 自分の足跡がこのような形で一冊の本にしていただけたことについて大変うれしく、感謝申し上げます。

――では今回、このタイトルについて、特別な思い入れがあると思われますが、そのへんは……。

根本 今回、世界に通用する体育指導技術を作り上げることができたことについて、大変感慨深いものがあります。「よさこいソーラン」を実践してきました。この3年間、世界各地で指導をしてまいりました……インドネシア、サンフランシスコ・ネパール等、外国に行って指導いたしました。現地の子供たちが大変喜んで学んでくれました。そんな中、「世界に通用する伝統文化の体育指導技術」を確立できたかな、という思いに至り、こういうタイトルにしました。

――では本の内容ですが、今回の6章だてで、それぞれの思い入れのお気持ちを伺います……。

根本
第1章 よさこいソーランを世界に伝える
世界に通用するよさこいソーランの指導ができたということですね。その様子が紹介されています。
第2章 逆上がりは誰でもできる
私が教師として最初に自分の実践として発表した思い出に残る指導です。39人、学級全員の子供たちができるようになった様子をまとめてあります。
第3章 楽しい体育の授業づくり
楽しい体育の授業作りをどのように私が行ってきたのか、その経過、様子がかかれています。楽しい体育の授業づくりの原則が述べてあります。
第4章、子供が輝く授業づくり。
私の新卒時代からどのように学級づくりや、子供の育成を図ってきたかが、記録されています。特に私の新卒1年目の実践記録がまとめられているところが一番読んでほしいところです。さらに新卒のときの実践から退職までのまでの私の実践がまとめてあります。
第5章 地域との連携を図る授業つくり
私はいつか校長になって、学校経営、学校運営をしたいという夢がありました。その夢をどのように実現し、実践したかが述べてあります。これからの学校作りをどのように行うか、という視点でお読みいただければ幸いです。
第6章 私を鍛えてくれた子どもたち
校長の3年間、「校長室便り」を出していました。その中で、私が子供たちから学んだこと、子供たちから得たものをまとめてあります。ですから、最後の3年間の校長時代の仕事が紹介してあります。皆さんに読んでいただいて、活用していただければと思います。

――これまで先生は本を沢山出版されていますが、今回の本つくりで今までとは違った意味合いとか、エピソードはいかがですか……。

根本 今までは出版社からの依頼ということで、与えられた課題についての出版でした。しかし、今回の出版は、自分が「書きたいこと、残しておきたいこと」の内容をまとめられました。そういった意味で私にとって、大変価値のある、やりがいがある仕事でした。また、今回の本づくりでは、学芸みらい社の青木社長さんと何度も打ち合わせを行いました。フェイス トゥ フェイスのやり取りで、打ち合わせの度に本の内容がよくなっていくのがわかり、とても楽しく作ることが出来ました。

――では今後この「教育を伝えるシリーズ」に期待したいことや、どういう人に書いてほしいとか、読んでほしいとかをお話しください……。

根本 書いていただきたいのは、まず退職される先生がたですね。自分の歩んでこられた「教師生活のまとめ」として残していただきたいです。次は、10年目20年目30年目、それぞれの年代の節々に、「学級担任として・教科担任として」、その実践をまとめてほしいです。このシリーズに、先生方の経験や実践を書いて、多くの方に読んでいただきたいです。そして、貴重な教育内容・方法の財産を共有化していただきたいです。

――では特に読んでほしい方々は……。

根本 読んでいただきたいのは現職の先生がたですね。私の歩んできた教師人生を読んでいただいて、どんな年代でどんな実践をしていたかを知ってほしいです。一つの指標として読んでいただければまとめた甲斐があります。

――では、学芸みらい社への期待の一言を。

根本 学芸みらい社の果たす役割はとても大きいと思います。今、一般の出版社から本を出すのは非常にむずかしいです。それは出版社のニーズによって決まるからです。学芸みらい社の「教育を伝えるシリーズ」では、自分が書きたいこと、自分のまとめたい内容を、自分なりの考えや構想でまとめられる・・・そこが非常に価値のある出版スタイルだと思うのです。ですから、学芸みらい社は、全国の隠れた人材、優れた実践を世に出していく役割・使命を果たしていただきたいですね。

――それでは最後にこれからの先生の活躍は……。

根本 機会がありましたら、さらに「教育を伝えるシリーズ」で執筆して、第二弾を出版したいですね。

――楽しみにしています。ありがとうございました。

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