新指導要領に対応した特別支援教育で学校が変わる!

トラブルをドラマに変えてゆく教師の仕事術

新指導要領に対応した特別支援教育で
学校が変わる!

著者:小野 隆之

A5判 200ページ
定価:2000円+税
ISBN-13:978-4908637599
発行日: 2018/1/31

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新指導要領に応える具体策はこれだ!現場の不安を希望に変える!

「学習活動を行う場合に生じる困難さに応じた指導」
「指導内容や指導方法の工夫を計画的、組織的に行う」
新学習指導要領が求めるこの2つのポイントを教室現場でどう実践するか?特別支援教育の若きリーダーが、学校現場で生じる困難な事例への対応策、校内研修システム、保幼小中連携の取り組みを徹底紹介。現場の不安感を希望に変える、新学習指導要領に対応した具体的な数々の解決方法を提示する!

「困難さに応じた指導というのは、言葉で言うほど簡単なものではない。それを実現しようと思うと、脳科学、医学の知見が必要である。
さらに、それだけでは上手くいかない。実際にどのように指導するかという教育の知識・技能も必要だからだ。私は、全国各地で講演をする機会が多くある。その際、各地で出会った先生方と話をすると、現場の「不安感」を強く感じることが多い。目の前の子どもたちに何をどのように指導したらいいのか。新学習指導要領が出されてから、学校現場には希望が差すどころか、ますますそういった不安が増えているように感じていた。
本書は、新学習指導要領に対応した具体的な解決方法をまとめたものである」
(本書「あとがき」より)──。

特別支援教育の若きリーダーである小野隆行先生が、「学習場面での障害」「生活場面での障害」「「障害の状態を適切に把握するWISCの大切さ」「チームとして学校力を高める方法」「家庭との連携」「保幼小中連携」「小1プロブレムの解決法」など、教室現場で起こる様々な問題に対し、その豊富な経験を活かして、新学習指導要領に対応した具体的な解決方法を提案。現場の不安感を希望に変える一冊!


 

■著者紹介

小野隆之(おの・たかゆき)

1972年、兵庫県生。香川大学教育学部卒。現在、岡山市立西小学校勤務。
新卒で向山洋一氏の実践に出会い、授業を追試することで子供達が変わることを実感。
27歳で師匠である甲本卓司氏に出会い、同氏を代表とするTOSS岡山サークルMAKの立ち上げに関わる。
現在はTOSS岡山代表。20代で発達障害の子と出会い、多くのドクター・専門家と共同研究を進め、医学的・脳科学的な裏付けをもとにした指導を行うようになる。同時に、発達障害の子を集団の中でどのように指導し、学級全体をどのように組織していくかを研究テーマにした実践を20年近く続け、現在は特別支援学級の担任を務める。
特別支援教育コーディネーターとして校内の組織作り・研修体制作りにも関わり、毎年20近くの校内研修・公開講座で講演。
NPO主催セミナーでも多数講師を務め、指導的役割を担う。著書に『発達障がいの子がいるから素晴らしいクラスができる!』
『特別支援教育が変わるもう一歩の詰め』『喧嘩・荒れ とっておきの学級トラブル対処法』、
共著に『発達障害児を救う体育指導──激変!感覚統合スキル95』
(いずれも学芸みらい社)がある。


 

■目次

まえがき──新学習指導要領に対応したTOSS特別支援教育

第1章 学習場面での障害に応じた指導上の工夫
(1)音読が苦手
(2)漢字を覚えるのが苦手
(3)指示を字義通りに理解する
(4)短期記憶が弱い
(5)行事に参加できない
(6)失敗を認められない
(7)知能の遅れがある

第2章 生活場面での障害に応じた指導上の工夫
(1)衝動性が強い
(2)キレやすい
(3)コミュニケーション力が低い
(4)自己肯定感が低い
(5)相手がキレる言葉を使う
(6)負けを受け入れられない
(7)自分の非を認められない
(8)曖昧さが許せない
(9)ルールを守れない

第3章 障害の状態を適切に把握するから効果的な指導ができる
(1)WISCは教師にとって必須条件
(2)WISCの検査結果を国語学習に生かす
(3)低学年体育で感覚統合の考え方を生かす
(4)視機能検査、視知覚検査で読み書きが苦手な原因を探る
(5)入力、出力を意識した指導で困り感が軽減する

第4章 チームとして学校力を高める特別支援コーディネーターの仕事
(1)「研修体制」と「専門組織の設立」は絶対不可欠
(2)〈実物資料〉──ケース会についての共通理解事項
(3)〈実物資料〉──タイムアウトの方法を共有する

第5章 家庭との連携を図り、子どもに力をつける
(1)診断が下りるということは、その子を守るということ
(2)子どもを大きく左右する保護者との対応
(3)家庭学習も向山型だからうまくいく
(4)保護者、クレーム対応の基礎基本
(5)良くなった状態で話をする──キーワードは、「学力」と「チャンス」

第6章 中学校区でコーディネーターの会を組織する
(1)学校の実践を中学校区に研修をする
(2)保幼小中の連携で学区を変える

第7章 幼児期からの教育で小一プロブレムをなくす
(1)小一プロブレムの原因・対応策
(2)子どもの発達というものさしで考える
(3)小学校に入って問題行動を起こす子の行動と原因
(4)愛着障害への対応は難しい

あとがき