俳句真髄

俳句真髄

鬼の高士の俳句指南

著者:星野高士

四六判 196ページ
定価:2300円+税
ISBN-13:978-4908637544
発行日: 2018/2/1

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ハウツー本では身に付かない俳句の真髄を、例句とともに紹介。

人気俳人の俳句エッセイ。手取り足取りのハウツー本を超え、感じ取ることで実力アップを目指す最高の指導書。

俳句の「俳」には、芸人、わざおぎ、こっけいな、おどけなどの意味があります。
うまくなるのが難しいのは何でも同じですが、俳句ではそのプロセスさえおもしろがる気持ちも大事。
曾祖父に高濱虚子、祖母に星野立子、母に星野椿を持つ著者に脈々と受け継がれた俳句の粋(すい)を、感じ取ってください。
本書を通して、俳句にとって一番大切なことが分かるようになります。初心者だけでなく、さらなる飛躍を求める上級者にも発見があることでしょう。

 

 

■著者紹介

星野高士(ほしの・たかし)

昭和27(1952)年8月17日、神奈川県鎌倉市生まれ。十代より祖母・星野立子に師事して作句、笹子会に拠る。59年、立子逝去後、「玉藻」を後継した母・椿を補佐し、同年3月より副主宰兼編集長。平成26年6月、主宰就任。句集に『破魔矢』(昭和60年、牧羊社)、『谷戸』(平成9年、角川書店)、『無尽蔵』(平成18年、角川書店)、『顔』(平成22年、角川学芸出版)、『残響』(平成26年、深夜叢書社)。
ほかに『美・色・香』(平成9年、飯塚書店)、『星野立子』(平成10年、蝸牛社)。

「ホトトギス」同人。鎌倉虚子立子記念館館長。日本文藝家協会会員。日本伝統俳句協会会員。
俳句ユネスコ無形文化遺産登録推進協議会理事。


 

■目次

はじめに

第一章 俳句を遊ぶ

道端の小さな石にも挨拶する

1+1はXである

写生と写実

写生と一物仕立てと取り合わせ

俳句に見える時間

言葉が言霊になる

俳句と他の文芸との違い

詩情あってこその俳句

俳句は生まれたように作る

意味のないものも詠う

俳句は否定形の文学

 

第二章 季題と向き合う

俳句は季題と仲良くする

季題の本意本情を正確に理解する

季題との付き合い方

季節感のない季題をどう扱うか

季題への思いの深さで良し悪しは決まる

見える季題と見えない季題の使いわけ

季題を含めて十七音

難解な季題を楽しむ探究心

風土性の強い季題はその土地感覚を詠う

感覚的な季題の捉え方

第三章 作者となる

百人のうち百人に受けようとしてはいけない

着眼点をどう相手に伝えるか

類句、類想を避ける姿勢

腹八分の作句

俳句にエネルギーを生む思い切りのよさ

詩情をもって報告俳句に終わらせない

捨て身で詠う姿勢

諦めない気持ちを持つ

発想の自由さを持つ

洒脱を目指す

俳味を生むには

多作多捨

第四章 上達をめざす

「いい句」と言われたら要注意

大いなる空間を詠う

現実からどこへ飛ばして詠むか

演出の重要性

思わぬ言葉が出てくるか、出てこないか

表現者としての句作の基本に立ち返って考えてみる

忘れた言葉を蘇らせる

効果的な勉強法

読み手の遊べる部分がなければならない

調べ・オノマトペ・リフレイン

鶯の鳴き声は時には横に走る

家族を詠う句では、客観を重要視する

慶弔句

手強い季題に気圧されない

季題の置きどころ

情の入っている季題は作りにくい 

象物と作者を見つめるもう一人の自分がいる

虚と実の狭間を行けるか

見えるもの・見えないもの

写生して、写生しろ

立子に見る大胆さとナイーブさ

表現はあっさり、内容は濃く

名人に学ぶ

言葉の抑制について

考えたことと逆を詠んでみよう

破調はうまくいくとよい句になる

大は小に、小は大に

意識して切れ字を使う ①「や」

意識して切れ字を使う ②「かな」

意識して切れ字を使う ③「けり」

季題が置き換えられるのは、推敲が終わっていないから

間の重要性

 

第五章 選と句会

題詠と吟行

句会のありがたさ

句会で心がけたいこと

題詠は自らを強いて作るので、思わぬ句が生まれる

作句と選句

聞いたらなんだか嬉しくなり、悲しくなる句を味わう

迷ったら初案を出せ

選句の見極め

潔さと独りよがりの違い

第六章 俳句力

俳句力とは

 

第七章 鬼の高士の添削道場

添削道場 季題編

添削道場 切字編

添削道場 時間編

添削道場 表現編

添削道場 類句類想と即きすぎ編

添削道場 推敲編

添削道場 表記編

添削道場 作者編