父親はどこへ消えたか
映画で語る現代心理分析(シエスタ)

著者: 樺沢紫苑

 

四六判:298ページ
定価:1500円+税
ISBN-13:978-4905374121
発行日:2012/12

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100を超える映画に隠された意味を、フェイスブック15万人ツイッター13万人のファンを持つ注目の精神科医が大胆に分析!

現代の父親像、リーダーシップを考える1冊。 ワンピース、ヱヴァンゲリヲン、スター・ウォーズ、アメイジング・パイダーマン、ガンダム、ファミリー・ツリー。 家庭・社会における父親の存在の変遷は、各時代の映画の中に恐ろしいほど反映している。驚くべき実態がここに!


■著者紹介
樺沢/紫苑
精神科医、作家、映画評論家。1965年、札幌生まれ。
札幌医科大学医学部卒業後、同大神経精神医学講座に入局。
大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務する。
2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。うつ病、自殺予防についての研究に従事。
帰国後、樺沢心理学研究所を設立。Facebook15万人、
Twitter13万人など累計40万人以上のインターネット媒体を駆使し、
メンタル疾患の予防を目的に、精神医学、心理学の知識、情報をわかりやすく発信している


■目次
はじめに―「父親」はどこへ消えた?

第1章 海賊の心理学
 第1節 海賊漫画とピーター・パンの意外な関係
 第2節 ルークよりもハン・ソロがもてる理由
 第3節 坂本龍馬は海賊だった!?
 第4節 「絶対にヒットしない海賊映画」が大ヒットした理由は?

第2章 父性とは何か? 「父親殺し」の心理学
 第1節 父性とは何か?
 第2節 「父親殺し」の例1 『スター・ウォーズ』の「父親探し」と「父親殺し」
 第3節 「父親殺し」の例2 『ゲド戦記』~宮崎吾朗は父親を殺したのか!
 第4節 「父親殺し」の例3 『ベオウルフ』~父親殺しの歴史は古い
 第5節 「父親殺し」の例4 親子戦争としての『宇宙戦争』

 第6節 「父親殺し」の例5 『トロン・レガシー』と和解型父親殺し

第3章 父性の年代記 アメリカ編
 第1節 当たり前の父性
 第2節 父性の敗北
 第3節 父性の継承
 第4節 父性の探索 「父親探し」ブームのスタート
 第5節 瀬戸際の父性~『クレイマー、クレイマー』
 第6節 父性の喪失

第4章 父性の年代記 日本編
 第1節 頑固親父がいた時代
 第2節 母性アニメとしての『機動戦士ガンダム』
 第3節 父性アニメとしての『エヴァンゲリオン』
 第4節 日本における父性喪失の原因は? 『サマーウォーズ』
 第5節 『崖の上のポニョ』とウロボロス
 第6節 母性から父性への潮流の変化
 第5章 各論 「父性」をめぐるいくつかの論点
 第1節 父性は自分の中にある

 第2節 食卓と家族
 第3節 娘の父親探し 『オペラ座の怪人』
 第4節 シングルマザーと父性の問題

第6章 父性回復の処方箋

さいごに
掲載映画作品全索引付き


 

 

 

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